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インプラントを行うための設備

設備の重要性

インプラント治療は低侵襲で行うのが基本です。たとえばベニアグラフトという治療方法では『ピエゾ』というイタリアの機械を使いますが、これは超音波を使用し0.35mmの薄さに切れるというものです。これは骨を削合するうえで痛みもなく、無駄な骨を削る必要もないので多用しています。

また当クリニックの設備は、高血圧や心臓疾患などをお持ちで配慮が必要な患者様の手術にも対応可能なものを導入しています。

歯だけではなく全身に配慮するという点では、歯科医一人ではなく麻酔医に入ってもらい、全身の管理をしながら低侵襲で出血のない手術を行っています。それと同時に、コンピューターシミュレーションをして短時間で行う、腫れない、痛みのない治療を心がけています。

治療後のことも見据えるということは、最初に最終的な補綴物が入ることを想定し、インプラントのポジションなどを考えるということです。咬合を含めた最終的な部分を想定せずインプラントを埋入し、その後のことは追って考える、という認識では患者様のためになりません。

CTによる精度の高い診断

当クリニックでは、インプラント治療をより安全、確実に行うために歯科用CTを導入しています。 院内に設置していますので、診察から治療までスムーズにご案内できます。

CTにも種類があり、そのなかでも撮影範囲が大きく撮れることや、低被ばくであることも大切だと考えています。さらにコンピューターシミュレーションに適応できるCTを使わなくてはいけないので、高品質のCTを選ぶ必要があります。またCT自体がバージョンアップされているので、そこにきちんと適応したメーカーを採用しています。

『当院のインプラント治療の特徴』でも述べましたが、当院ではインプラント治療後にCT撮影を行っています。骨の少ない症例(サイナスリフト、ソケットリフト、ベニアグラフト)など骨補填の必要な場合は術後即時のCT確認が必要となります。とくに最近の傾向として、サイナスリフトに比べて痛みの少ないソケットリフトが多く用いられますが、術野を目で確認できないので術後即時のCT確認が必要となるのです。これにより確実にインプラントの植立が行われたか検証でき、長い間インプラントをお使いいただくためのメンテナンスの基本資料にもなります。院内にCTが設置してあるので、インプラント治療後すぐに確認できます。インプラントが安全・確実に埋入されたことの確認は治療直後に行うことで最も安心できるのです。

しかしCTがすべてというわけではありません。4,000本以上の埋入実績を元とした経験やイメージも必要になってきます。後でCT撮影を行い、事前のイメージにきちんと適合しているか、違いがないかと確認できることもインプラント治療には不可欠なところです。デジタルだけで治療のすべてがきちんと行えるというわけではないので、CTのデジタル的な裏付けと多くの治療経験という両面を大切に考え、最善の方法とそのリスクについてすべてご説明し、治療を提供させていただいています。

その他の設備

インプラント植立診断用ソフト

CTスキャンのデータをもとにインプラントの植立診断が可能な『ノーベルクリニシャン』(ノーベルバイオケア社)のという専門ソフトを導入し、患者様にわかりやすく説明しています。コンピューターで解析することにより、無剥離、つまり切らずに治療を行うことが可能になります。

インプラント植立診断用ソフト

インプラント植立診断用ソフト

血圧・心電図モニター

血圧・心電図モニター

どれくらい麻酔が入ったかによって変化する血圧や体に起きている反応は、モニターで観察・記録することができます。麻酔医との連携で、たとえば患者様の血圧が上がるようであれば麻酔の量を抑え気味に調整して治療をするということもあります。何よりも第一に患者様の苦痛について考えなければいけないので、絶対に無理をしないということを大前提として治療させていただいています。

レーザー、クロルヘキシジン

インプラント治療は歯周病に関して弱いという一面があるので、それを徹底的に治すために事前にレーザー治療を行います。また、クロルヘキシジンという薬でお口の中の環境を整え、まず歯周疾患、虫歯等の治療を積極的に行ったうえでインプラント治療を行っていくようにしています。

インプラント植立診断用ソフト

インプラント植立診断用ソフト